苗植え
- wagurishiratsuyu
- 11月7日
- 読了時間: 1分
能登の栗園では、今年の収穫が無事に終わりました。
ひと息つく間もなく、草刈りを終えて次の苗植えの準備に取りかかっています。

鍬を入れるたびに、しっとりと重たい粘土質の土が顔を出します。
この土は、手のひらにまとわりつくような強い粘りがあり、
「栗のあのねっとりとした甘みは、きっとこの土の力なんだろうな」と思わず口にしてしまうほど。

土の中にはミミズやモグラの穴も多く、命の息づかいを感じます。
そんな豊かな土壌こそが、能登栗の味を形づくっている“テロワール”なのだと、改めて実感します。

今日もひとつ、またひとつと、未来の栗の苗を植えながら、5年後の秋を思い描いています。



コメント